タミフルはインフルエンザの治療薬として有名ですが、10代の未成年者が服用したことで異常行動がみられたため、現在では10代の子供には制限されています。タミフル服用で本当に異常行動が起きるのかを説明していきます。

タミフルの画像

エボラに効果的という特徴があると噂されたタミフル

スイスの製薬会社ロシュ社によって開発され、2001年2月より処方と販売が開始された抗インフルエンザ薬のタミフル。
オセルタミビルを正式名称とするこの薬は現在日本においては中外製薬によって製造輸入販売が行われており、その利用者の数は約3500万人程の物となっています。
これはタミフルがインフルエンザ時に服用するとウイルスに直接作用する事で増殖を抑えて悪化を防ぐ効果を持つだけでなく、感染前に予め服用しておく事で予防の為の免疫力が向上するという効果があるという特徴を持った薬であるからです。
この事からインフルエンザに対して効果的な薬となっているタミフルですが、実は西アフリカを中心にして猛威を振るっている致死性の病気であるエボラ出血熱にも効果があるという特徴を持った薬だという噂が一時期流れた薬でもあるのです。
しかし実際の所タミフルはエボラに対して効果を全く発揮しない物となっており、これは全くの誤情報となっています。
では何故この様な誤情報が広がってしまったのかというと、これはタミフルと同じインフルエンザ薬であるファビピラビルがエボラに対して効果を出した事から発せられたのではないかと考えられています。
しかしこの2つのインフルエンザ薬はウイルスの撃退方法が全く異なっており、タミフルがウイルスの増殖を抑える事によって悪化を防ぐ物であるのに対してファビピラビルは細胞内での遺伝子複製を阻害する事によって増殖その物を阻止する物となっているのです。
この為ファビピラビルはインフルエンザ以外にもエボラ等のウイルス性の全ての病気に対して効果があるインフルエンザ薬として期待がされているのですが、タミフルにはその様な働きはありませんのでエボラには効果が全く期待出来ない物となっています。